アンゴラ混
アンゴラ混(アンゴラこん)とは、アンゴラウサギの毛(アンゴラ)と、羊毛(ウール)や他の繊維をブレンドした素材です。アンゴラ特有の非常に柔らかく軽い肌触りと高い保温性を保ちつつ、ウールで強度や耐久性を補うために作られます。 主に、高級なコートやニット、スカーフ、靴下などに使用されます。
- アンゴラの毛は、非常に柔らかく、しなやかな手触り
アンゴラは繊維が細く(12〜15ミクロン)、カシミヤと同等の柔らかさを持っています。 - 抜群の軽さと保温性
アンゴラ繊維は中が空洞(中空構造)になっており、ウールの約3倍の保温性がありながら、重さはウールの3分の1程度です。 - 上品な光沢と発色
真っ白で光沢のある毛質のため、明るいパステルカラーや鮮やかな色がきれいに発色します。 - 高い吸湿・発散性
湿気を吸収し、外に逃がす機能に優れており、蒸れにくいため、ニット製品に非常に適しています。
アンゴラ100%の製品は非常にデリケートで、摩擦に弱く、毛が抜けやすいという欠点があります。
そこで他の繊維と混ぜることで、以下の補強を行っています。
製品の強度を保つためにウールとブレンド(混紡)することが一般的です。
- 強度アップ: ナイロンやポリエステルを混ぜることで、型崩れを防ぎます。
- 吸湿性の補完: ウールと混ぜることで、蒸れにくさをプラスします。
- コストパフォーマンス: 高級なアンゴラの比率を調整することで、手に取りやすい価格帯を実現します。
アンゴラ混は非常にデリケートです。着用後は、柔らかいブラシで毛並みを整えるようにブラッシングすると、毛玉の防止や光沢が長持ちします。また、摩擦に弱いため、連続して着用せず「1日着たら2日休ませる」のが長持ちさせるコツです。
水洗いに適さないものが多く、基本的にはドライクリーニングが推奨されます。
アンゴラ混は、寒い冬に軽くて暖かい、上品な印象を与えたいシーンに最適な素材です。